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第11回研究集会を終えて

集会
2024.03.12

 去る2月10日(土)京都リサーチパーク(KRP)バズホールにて私達NPO法人地域医療・介護研究会JAPAN11LMC研究集会が開かれた。コロナが5類になってから2度目となり、現地134名、オンライン62名 計196名、スタッフ・招待者・学生も入れると約230名。会場もギリギリの盛況であった。

政治家も国会開会中、5名も参加下さり熱い討論に加わっていただいた。

今回のテーマは「地域医療・介護を守るため~今こそ原点回帰~」で基調講演は地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 理事長 島貫隆夫先生による「地域医療連携推進法人とICTを活用した地域医療・介護のリデザイン」。国の進める法人制度と医療DXの成功モデルを話された。シンポジウムと第二部の医療法人協和会 理事長 北川透先生と藤末洋先生も民間病院協和会と自治体の川西市民病院の合併成功例を。又、地域医療連携推進法人・川西猪名川地域ヘルスケアネットワークの取り組みを話された。情報交換会では御三方に質問や講演依頼も多かったようである。

シンポジウムの第一部は医療法人泰山会 運営推進部 幸田伸明部長による「医療・介護現場における外国人労働者の実態と課題」。少子化で労働力不足、円安や日本語の難しさで雇い負けの我が国への警鐘だった。もう一つは日本メディカル給食協会 副会長、淀川食品㈱田村隆社長の「給食業界が抱える課題について」。食材値上げ、人手不足、25年間据え置きの入院食事療養費という三重苦に藻掻く業界の苦境が述べられた。今回の改定で1食30円アップだが50円くらいでないと、又何10年もこのままでは業界に人は集まらない(来ない?)。

 雲南市病院事業管理者の大谷順先生からは撤退戦略も頭に入れての山間部の地域医療が語られ、阿部知子先生からは一度視察したいと終了後お話があった。新潟市病院事業管理者兼新潟市立病院 院長の大谷哲也先生は医師少数県の政令指定都市の救急医療の窮状を訴えた。最後の演者 新潟県立十日町病院 吉嶺文俊先生は第62回全国自治体病院学会in新潟のテーマやスケジュールを熱く語られた。最後に秋(1012日(土))熊本阿蘇小国で開かれる、第5回LMC地域交流会アナウンスが阿蘇医療センター 病院事業管理者兼院長甲斐豊先生からスライドを混じてあった。

 次の第12回LMC地域交流会は9月28日(土)。第10回と同じ京都駅八条口の都ホテル京都八条です。両方予定に入れて下さい。

 スタッフも含め皆様ありがとうございました。又、副理事長に金子隆昭彦根市病院事業管理者が内定したのもグッドビッグニュースです。

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