コラム 『白ヒゲの言いたい放題』

No.41 6月7月は現地で集まり総会、学会

6月は3年振りにお目にかかる知古、同門、会員、社員などが多かった。昨年は少数参加のハイブリッド、一昨年は書面かオールオンラインで済ましたからであった。やはり息づかい、雰囲気や喜怒哀楽を身近に伝えるものに勝る会はない。経済的時間的なマイナスを補って余りある。その中でも一番嬉しかったのは小生がlifework、悲願の地域医療の基盤になる学会の創立記念総会である、地域医療学会の名で小生が創設の6病協、地域医療を守る病院協議会が主となって創った。理事長の小野剛先生会長の全国国民健康保険診療施設協議会(国診協)、小熊会長率いる全国自治体病院協議会、石原淳会長の全国公立病院連盟(全公連)、中嶋昭会長の日本私立病院協会(日私病)、農協団体の全国厚生農業協同組合連合会(JA厚生連)と中島豊爾会長の日本公的病院精神科協会(公精協)の6病院団体から成る。共に人口減少、過疎地に多くの病院を抱え、マンパワーも乏しく運営も経営も大変苦しい病院が多い。厚労省指摘、改善指定の436病院の中にも多く適応されている。しかし、この6団体の病院は今回の第6次にも及ぶコロナパンデミックで滅茶頑張ったのである。地域では開業診療所医は老齢者が多く「発熱者お断り」の貼り紙一枚で、頬被りの「なんちゃってかかりつけ医」が続出、その皺寄せをもろに被ったのである。これらの病院なくしては、我が国の医療、なかんずくコロナ対応は成り立たなかったのである。7月の松江での日本病院学会(学会長 小阪真二島根県立中央病院長)、神戸での日本医療マネジメント学会(学会長 大西祥男加古川中央病院長)と共に当NPO会員が学会長です。大盛会、大成功を祈念致しております。

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